麦畑の中に菜の花畑

最初の投稿に書いたとおり、私の住んでいる村の人口は80人ほどで、民家が集まっているエリアは村のほんの一部です。

村の面積のほとんどは、「畑」か平原。

そして畑のほとんどは「麦畑」です。


麦畑の中の道で、グアダラマ山脈方向を見たところ。

緑は麦畑です。

この季節の麦畑はみずみずしい色と輝きに満ちていて、半年近く続いた長い冬を抜けて春が来たよろこびを届けてくれます。


麦のざっくりとした栽培サイクルは、秋に種を蒔き、冬は小さな芽が顔を出していて、春にぐんと成長し初夏にかけて穂をつけ、夏に刈り取り。

麦の種類は小麦・大麦・ライ麦の順によく見かけます。


山に背を向けて、村の集落方向を見たところ。

教会の鐘楼が見えますね。

どちらを見てもこのように一面緑なのですが、その景色の中に、時々黄色い畑が出現することがあります。

夏であればそれはひまわり、春であればそれはセイヨウアブラナです。


今年はこのセイヨウアブラナを植えた「菜の花畑」が、村に何ヶ所かあります。

夕方の散歩の写真。

ひまわりやアブラナは2年連続で同じ場所に植えない(連作障害を起こす可能性がある)のだそうで、毎年同じところに出現するわけではなく、また全く植えられていない年もあります。

植えられた年は、村の景色が一段と明るく、また貴重に感じられ、より一層元気をもらえる気がします。

地平線に見えるのは、村にひとつだけあるワイナリー。

セゴビアから一番近いワイナリーで、見学も可能です(要事前予約)。


畑やワイナリーは、よく考えてみると村の「自然」ではなく「人間の営み」であり、農業やそれにもとづいた醸造業ということになる。

でも、自分の生活の中で考えると「自然」とある意味同義の、生命力や四季の移ろい、動植物と人間の共存といったテーマをいつも与えてくれる要素です。


スペインのの鮮やかな春の色、ありがたく味わいたいと思います。



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